2017年7月4日火曜日

【塩の街】読書見聞録③

さて、読書シリーズ第三弾です。
4年の中山です。

今回は有川浩さんの「塩の街」


有川浩さんといえば「図書館戦争」「フリーター家を買う」「三匹のおっさん」とかが有名でしょうか。
それぞれの作品は映画化やドラマ化してますしね。

ちなみに有川浩さんは男性っぽいネームですが、女性です。
自分もここ最近まではてっきり男性だと思ってました。(ネームだけで性別判断するなって話はおいておいてください)

さて、本題。
この塩の街ですが、なんと有川さんの初出の作品です。
いわゆるデビュー作です。

普通有名な作家さんでも最初の作品は文章の構成がちょっと雑だったり、言葉遣いが乱れてたりするんですが、有川さんはこの最初の作品からほぼ完成してます。
話がきれいにまとまっていてとても最初の作品とは思えません。

塩の街ですが、有川さんが作った自衛隊三部作の最初の作品です。
自衛隊三部作は
「塩の街」「海の底」「空の中」の3種です。
タイトルもまたきれいに整っています。
左から陸軍、海軍、空軍にスポットがあてられているわけです。

ミリタリーチックな話が好きな人はぜひ3部作全部読んでみてください。

塩の街ですが、簡単なお話のあらすじは、、、、










タイトルの通り街が塩まみれになることです。
あと人も塩になります。



簡潔で分かりやすい話です。
内容はラブコメ半分SF半分みたいな感じですかね。

あと、この作品の最大の特徴は、この本がライトノベルよりな作品であることです。
ライトノベルの定義についてはいろいろ小難しいので、ここでは簡単な言葉で書かれた読みやすい小説程度で話を進めます。

おそらく有川さんはライトノベルを書きたかったわけじゃないのだろうけど、賞をとるために、わかりやすい言葉で大衆受けする本を書いたんじゃないのかなーと思います。
(完全な個人的な予想です)

内容はライトノベルチックなのに、読んでいると小説読んでるなって気分になります。
とにかく話をつなぐのがうまいです。
そして場面場面が頭の中ですごく簡単にイメージできます。

読み終わるとすごくすっきりした気分になれます。
ただちょっと個人的には最後のオチが微妙だったかなと思います(ネタバレなのでオチの内容は控えます)

個人的得点
77点/100点


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