2017年10月20日金曜日

平野の食レポ

こんばんは。4年の遠藤です。
秋合宿を終え、「あんなに作った計画書、もう作ることはないんだな…」としみじみ思いました。そして
最高にうれしいです!!!!!!
年間インターンやらを同時に抱えた中、睡眠時間を削って計画書を作ったことが懐かしいです。

この記事は基本的には平野が書いてくれたブログです。最初活動ブログに書いてくれていたのですが、山以外の情報が入るとややこしいので許可を得てこちらに退避させました。
台湾合宿では予備日以外は観光はしませんでした。(というか疲れで予備日も休んでた人が多かった)ですが、下界に居る時は食事をとり、また買い物のために街を歩きます。
そこで、観光ではないのですが下界での行動を紹介します。
以下、私のコメントはグレーになっています。

①玉山前
朝の便で到着し、午後は買い出しをしていました。

台北メインステーション。
MRT路線の中心駅です。日本で言うなら東京駅に当たると思います。
新幹線などの長距離路線も大体ここから乗れます。

外から見ると、こんな大きい駅。
(毎度映り込んでいるカメラマンがいらっしゃいますが、仕様です)

渡辺さんなしVer。

市内を移動し、本日の宿へ向かいます。
ほんの五分ほどで移動できるため、いつも便利でした。

日差しが強い。台湾はかなりの南国です。

着いたのは今合宿で何度もお世話になるゲストハウス「HOMEYユースホステル」。
綺麗なのもさることながら、シャワールームと脱水機がすばらしい。
アタックザックを八人分も扱うのに空間的に苦慮しながらも、HOMEYホステルのスタッフさん方は温かく迎え入れてくれました。

玉山登頂の前後、そして雪山登頂後の予備日を含めると五日ほどの夜を台北、そしてこのHOMEYホステルで過ごしましたが、施設はすべて快適に利用させてもらいました。語学力と積極性さらにがあれば、他の利用者の方とももっと関わっていけたかもしれません。

この日一番の当たり料理こと、ワンタン麺。
台湾の料理はスープと肉がとにかく美味い!
あっさり系の飲みやすいスープとジューシーな肉汁の調和が最高の逸品です。

ご飯を食べた後は、買い出しへ。


わかるでしょうか。
日本の商品です、しかも一部はそのまま。

台湾にはこうした日本の商品がほぼどこに行っても多く見かけられます。
日本語自体がブランド化し、台湾産の商品にすら日本語のコピーが見られたりも。
経営学部としてはなかなかに興味深い光景です。

自由行動。
筆者平野と渡辺さんは散歩がてら台北探検に。(あとの人は休憩)


しっかり出店しているユニクロ。
世界的にはユニクロは比較的ハイブランド、GUが廉価なブランドという戦略です。
つまり台湾におけるユニクロはちょっとした高級店!

豚、牛の包み焼きの軽食。
こうした食べ歩き的な食事も豊富なのが台湾ですが、
やはり肉料理がダントツで美味しい。
日本のものより、価格に関係なく脂がのっています。

そんなこんなで初日は終了。
ライトアップされる台北メインステーションが賑やかな夜に映えます。


②玉山入山前日
この時、玉山は入山規制がかかっていたので急きょ下界に泊まることに。
ふもとの町阿里山は観光地なので、豪華な料理しかありません…

この日の夕食は、みんなで台湾式の鍋。

回転する中華テーブルにどんどんと追加され、ご飯はおかわり自由!
お値段は張りますが、それでも日本の値段と比べるとかなり割安です。
美味しかった!

③下山後

下山後の鍋はたまらない。
結果的にこの二回以外都市部で鍋料理は食べませんでしたが(高いため)、
阿里山の二度の鍋は台湾グルメの中でもかなり満足のいく食事でした。


④宜蘭
雪山前に買い出しと洗濯を行いました。その日の夕飯です。

晩御飯では宜蘭の街に繰り出し、数が多いため二班に分かれます。
自分の班(石川、武田、平野、五十嵐、佐藤)は赤と白と緑の縞模様が看板の、泰式なんとか、日式拉麺、と書かれた店に入りました。
それぞれ別の物を注文してみようと日式拉麺、解読不能、カレー(ファミマの店内で覚えた)を注文。


出てきたのはそれぞれ量が多い駅そばのような、ラーメン要素皆無の「日式拉麺」。
まんまイタリアンパスタの「解読不能」。
予想通りの「猪カレー」と「ビーフカレー」。
そう、この店は日式&イタリアンの店であり、赤と白と緑の縞模様はイタリアの国旗だったのです!

みんなでずるずる、もぐもぐ。
実は石川さんはワカメが苦手という事実が判明しつつ、この日の行程も終了します。

おわり。

2017年10月19日木曜日

最近していること


 こんにちは。望月です。

なぜか渡辺がトレーニングに行っている間に部員ブログを1つ仕上げないといけないらしいので書いています。
最近の報告でいいですよと佐藤くんが行ってくれたのですが最近これといってしていることがありません^^;
卒論もほぼ終わってしまったので毎日寝て起きて霞を食べて生活しています笑

ですがまあ、時間があるので、最近は良く読書をするようになったと思います。
私の最近読んだ本はこれです


バッタを倒しにアフリカへ
これをご覧になった皆さんはふざけた本だと思うかもしれませんが、
これは本当に昆虫学者(広義に、研究者)の苦労と現実を書き出した本(らしい)です。

これは先日私の高校時代の後輩(今は、理学部)が大学に遊びにきてくれた時に、なぜか(本当になぜか)私のゼミの教授の部屋で私の卒論を聞くという謎の会があったのですが、その際に教授と、後輩両方からおすすめされた本です。

(理学部は大学院に行っても就職先が限られるらしく)大学院に進むか、就職か、本当に悩むんです・・・この本読むと・・・と後輩はうなだれていましたが、
私は普通に面白く読めました\(^o^)/

興味があったら読んでみて下さい\(^o^)/おわり



月の地下大空洞発見!

2017年10月18日、JAXA・NHK・朝日新聞などのメディアにて月面の地下にて大空洞が発見されたと報じられました。
国内のみならず、世界的大発見として宇宙開発史に残る一大事件と目されています。
(筆者:SF好きの平野)


JAXA記事
http://www.isas.jaxa.jp/topics/001156.html
NHK記事
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171018/k10011181421000.html
朝日新聞記事
http://www.asahi.com/articles/ASKBK7GP0KBKUBQU01N.html

今回の大空洞は2007年に打ち上げられ、2009年に観測終了した日本の月周回探査衛星「かぐや」のデータを解析した結果発見されたものです。
「かぐや」が役目を終えてから既に10年近くが経過していますが、その膨大な観測データは今なお分析の対象となっていました。


電波レーダー、月レーダサウンダーと呼ばれる「かぐや」に搭載された装置によって観測された地下空間は、直径50kmほどのチューブ状の構造をしているとされています。


何故このような細長い構造が生まれたかというと、かつて月の誕生直後、火山活動が活発だった時代、火山から流れ出したマグマによるものだとされています。
溶岩は大気あるいは真空に晒され、急激に表面温度を冷却されて固まりますが、この結果として表面だけが管のように固形化し内部では高温のマグマが流動し続けるという状態が生まれます。

やがて内部のマグマがすべて流出しきった場合、後には管のような形状の溶岩チューブが残されます。これによって生まれる溶岩チューブ=溶岩洞は、地球上でも一般的に確認される現象、地形です。

この溶岩チューブがなぜ世界的発見と呼べるかと言うと、それはこの地形的構造が非常に『月面基地』の建設に有益だからです。

基本的に重力が小さく、そのため大気の薄い月では隕石、放射線、温度差などの有害な環境変化が抑制されません。定期的に降り注ぐ隕石は月面を穴だらけにし、降り注ぐ太陽由来、系外宇宙由来の放射線は人体に害を及ぼし、一定に保たれることのない表面温度は昼は110℃、夜は-170℃という200℃もの激しい温度差をもたらします。

これを防ぐには宇宙船、宇宙服などの外的環境と隔離するための設備が必要ですが、「居住」と呼べるほどの超長期滞在を想定した基地の建設には、非常に莫大なコストがかかります。建築資材や人員の運搬が困難な月面では、大規模な土木工事は地球上の何十倍ものコストとリスクを要求されるからです。

しかしこれが、天然の地下空洞を元にして建設できるとなればどうでしょう。
50kmもの奥行きを持つ地下空洞ともなれば、形状が多少細長くとも小さな都市ほどのスケールが想定できます。50mから100mといわれる分厚い岩盤が盾となり、微隕石、放射線を防ぎ、温度差を緩和します。また、補強工事をしつつ人工的に気密率を高めることで、より居住環境を整えることが可能になるでしょう。

JAXA宇宙科学研究所の春山純一助教は「過酷な月表面の環境を人間が生き抜くのは厳しいと考えていたが、地下の空洞の存在はアポロ計画以来、行けていない月に改めて人間が進んでいける可能性を示している」と話しています。

また基地建設の他にも、より早期に行える定点観測などの無人研究地としても、地下空洞は優秀な性質を持っています。

―――

ロバート・A・ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」、J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」、アーサー・C・クラークの「渇きの海」、「東方儚月抄」、「紺珠伝」、「Fate/Extra」、「CCC」、「FF4」の月の地下渓谷、「FF9」の月の涙、そして小川一水の「第六大陸」。

これらの他にもいくらでも月を舞台にした創作物は数多く存在し、さらには月に関わりのある創作物はそれこそ星の数ほど存在してきました。
月に憧れ、月に焦がれ、月面という場所を愛した人々は数知れません。

しかし東西冷戦の終結以降、あるいはアポロ計画の末期には既に、人類の宇宙開発への欲求は満たされ、かつて願われた月面基地、月面都市の未来は長らく遠のいていました。

それが今日。
長く空想の世界へと追いやられてきた『月面開発』が、現実の世界へと引き上げられるかもしれないというニュースが訪れたのです。

私もまた月と月開発の未来を願う者の一人として、喜ばずにはいられませんでした。
月万歳。月にハレルヤ。
ツキましては、年末のハヤカワSF短編賞に月開発テーマの短編を送る予定です。

これを読んだ方もこれを期に、月面開発を少しでも応援していただければ幸いです。

ああ、生きててよかった!








2017年10月17日火曜日

台湾の土木構造物を調べてみた!part3 台湾高鐵乗車編

どうもこんにちは久しぶりに投稿します渡辺です。

台湾の土木構造物を調べてみた!シリーズをなんとか続かせるためにも書いております。

ということで今回は台湾の土木構造物を調べてみた!part3 台湾新幹線乗車編をお送りします。

台湾の首都台北駅です。

台湾新幹線は台北の手前が起点となっていますが、台北駅から乗車しました。
日本でいうと東京駅のような駅なので中もとても立派です。左側の広告には堂々と三菱の広告があり驚かされます。広告にはしっかり台北101の姿も見えますね。当時世界一の高さを誇った台北101の施工会社はトンネルの熊さんで有名で黒部の太陽に出てくる関電トンネルを掘削したことでも有名な日本のゼネコンの熊谷組でございます。僕はゼネコン志望なので大変興味深いです。

台湾高鐵台北→嘉義の切符
切符だけ見ると台湾という感じがしません
プラットフォームは台湾語で月台と書くらしいですね。
標識がちゃちい
台鐵と台湾高鐵の台北駅は地下にあります。東京駅のホームがすべて地下にあるようなものなので何か違和感があります。
新幹線と一緒に記念撮影

東海道新幹線そっくり
この新幹線は終点である南部にある高雄という都市の左營駅まで行きます。
前に座っている部員は誰でしょう。
乗ってしまうと本当に東海道新幹線に乗車しているみたいです。
座席の後ろについているテーブルの表示まで一緒で感動します。
読める!読めるぞ!!
きっとムスカ大佐もそう思っています。
東海道新幹線と同じ座席配列
窓という漢字は若干違います
車内には無料Wi-Fiも整備されています。(繋がりませんでしたが)
台湾高鐵はまさかの板橋にも止まります。JR埼京線と乗り換えができるかも…
台湾には他にも府中や松山などの駅があり興味深いです。

走行音(風を切る音みたいな音)も新幹線とそっくりで感動します。
非常時に使うハンマーがあるのは東海道新幹線とは異なる点です。
いざというときはこれで窓を割って脱出するそうです。
これは欧州仕様なのだとか。

途中駅弁の販売などもやって来ました。
ドア付近もそっくりです。
ただ出発時と到着時のチャイムが「アンビシャスジャパン」でも「いい日旅立ち」でもないのが残念です。まあ当たり前ですが。
やはり新幹線にはなじみのあるあのチャイムが必要でした。
田園風景を眺めているうちに嘉義駅に到着です。
このアングルの写真はやっぱりいいですね。

それでは台湾高鐵乗車編はここまで。
おそらく次回は台湾大移動編をお伝えする予定です。

2017年10月14日土曜日

山おやつを作ろう!!~富士山編~

初めましてこんにちは、1年の五十嵐です。今回が部員ブログ初投稿となります。平野さんの後となると色々考えてしまい、迷走した結果が御覧のとおりです。どうかよろしくお願いいたします。
それでは


 世間では「山ごはん」「山おやつ」といった「山で」作る食べ物が話題になりますが、「山を」作る食べ物については話題になりません。何故でしょうか。その謎を探るために私は1012()13()2日間、登山、もとい造山をしていました。以下はその個人山造での活動記録です。

H29個人山造 富士山 活動記録】

1012()
近所のサントク――台所←→冷蔵庫――冷凍庫C1 
記念撮影!
計画書(レシピ)はクックパッド様々大明神の力をお借りしました。記念撮影後、粉ものがビニール袋に乗車したらシャカシャカ振り(ふるったことになるそうです)マーガリンと混ぜます。まとまったら冷蔵庫で一本を取ります。何事にも休憩は重要な要素です。こんな感じで生地を3班作成しました。

冷蔵庫の中で何が起きたのか
しかし冷蔵庫で様子を見るとなぜか2班だけ固いという事件が起きました。仲違いでもしたのか。アタック失敗は避けたかったので一応もう1班追加作成しました。全部で4班の大所帯です。
おやすみ~
一本を終えたら隊列を変更します。伸ばし棒氏のご協力のもと均一に伸ばします。整ったら板に乗車し冷凍庫へ。明日に備えて一泊します。
地形図を切り刻む
メンバーが就寝中、私は一人明日のアタックへ向けた準備をしました。地形図をなぞって切ってを繰り返し本番の編成の下準備をしたり、助っ人とアポを取り事前調整をしたりしていました。忙しいものです。

1013()
冷凍庫C1――台所←→オーブン――お皿――タッパーC2

 生地を取り出して昨日作成した図(地理院地図の富士山一帯を標高約500mから200mごとの等高線で切り出したもの)を生地の入ったビニールの上にのせてなぞり、溝をつけます。それに沿って切り出せば良いという訳です。
図と切り出した生地
しかしこの切り出し作業、普通のナイフでは小回りが利かず、楊枝では太すぎて切れません。中々に難しいのです。そこで、助っ人に登場していただきました。その名も「クッキー生地カッターくん」長年使っていませんでしたが、昨晩に研ぎなおしたおかげでキレが復活しています。彼とは旧知の仲、というよりも高校1年の2月14日に行ったプロジェクトXの際に、必要に迫られて私が製作したものです。針金を良い感じに曲げ曲げして先端を砥石でナイフ状に研磨すれば簡単に作れます。レッツトライ。
助っ人・クッキー生地カッターくん
プロジェクトX(2014.2.14)
こんな感じで切り出していき、続々とオーブンで焼成します。切り出しと焼き上げは同時進行ですが、室温が上がっていくので後半は生地がすぐに柔らかくなり、焼いたときに膨張しやすくなるので手際の良さが要求されます。でも無理な話です。

 そんな感じでアタック、焼けました。しかし~しかし~案の定手際が悪かったせいで、やけに膨張した輩が誕生してしまいました。とりあえず2セット分を整列させます。生地には段数の番号と北の向きをマークしたので、それに従って積み上げていきます。
個性が出すぎてしまった
写真に収めていないのですが、実のところそのまま積み上げるとまったく富士山に見えない代物になりました。もはやケルン。これは生地が膨張したので山頂部が円錐状にならず、円柱状になってしまったのが原因のようです。仕方がないので多少段数を下げたり足したりの調節を行い、辛うじて富士山っぽい形状に持っていきました。
これでも頑張ったほうです
ここでココアパウダーと粉糖が途中入山しました。ココアパウダーで玄武岩らしさを演出し、粉糖で一足先に冠雪させてみました。どうでしょう、富士山らしくなったでしょうか……。撮影する角度を下から見上げるようにしてそれっぽさを追求します。
『ただ富士山だけを、レンズ一ぱいにキャッチして、富士山、さやうなら、お世話になりました。パチリ。』
(太宰治「富嶽百景」より)
どうです太宰治も満足してくれそうな感じ。言いすぎですね。ギリギリ富士山といったところでしょう。ちなみにまださようならではありません。我が家では食べきれないので今日の部活に持っていきます。お世話になります。この後富士山はタッパーへ分解撤収して冷蔵庫に一泊という流れになりました。

 以上が活動記録となります。いかがでしょうか、山おやつ作り。時間と手間がかかりましたが、楽しさややりがいはそれ以上にありました。反省点としてクッキーは焼くと大きくなるという点についてもう少し考える必要があったと思います。山づくりは中々に難しいですね。というよりやっぱり山に行ったほうが早いですね。山に行きましょう。山に。
とは言えこれも良い思い出になりますよ!



1年 五十嵐