2019年1月18日金曜日

本格派山ごはん★ぺミカンをつくろう!!【失敗編】

明けましておめでとうございます!

こんにちは!遅くなりましたが明けましておめでとうございます。2年五十嵐です。この一週間はサーフィンのようにテスト期間を乗り越えました。文化地理学Fooooo!!!

今回は山の食材「ぺミカン」についてですが、長いので先にあらすじをつけます

《このブログのあらすじ》
①現在の法政ワンゲルには確立されたぺミカンレシピがない!
②私が記録に残してさしあげよう!
③あれ?分量多くない……?
④材料は半分で十分でした……
⑤できあがり!レシピは此処に。

はじめに

本題に入ります。話は2018年冬合宿に戻りますが、冬合宿では気温が低いため、夏と違って様々な食材を持っていくことが出来ます。5日間の合宿でも生肉、野菜、みんな雪と一緒にバケツに詰めれば天然の冷凍庫で保管が可能なのです。しあわせ!

そんな冬合宿において、ワンゲルでは毎年「ぺミカン」という食材を持っていきます。かっこいい山ヤの皆様はご存知かと思われますが、お肉や野菜をバターやラードで固めたあやつでございます。本来であれば夏でも使える保存食となっていますが、現在の法政ワンゲルでは冬合宿のみで使用しています。例年1年生に作ってもらって、伝承している文化なのですが、ここに1つの問題が。

レシピが無い!!!

かつてはあったのでしょうか?もし法政ワンゲル秘伝のぺミカンレシピをご存知の方がおられましたら是非とも連絡していただければと思います。現在、1年生にはぺミカンの概略を伝えて「詳細はネット検索してみて」と言って作ってもらうのみで、出来たぺミカンはチキチキ☆大試食会同然……とまでは行きませんが個人差が激しく、先輩方がレシピの概要を残すことにより若干の改善は見られましたが、なかなか確立された手法は無いのが現状です。

人には人の、ぺミカン乎。

……人それぞれなのは確かに面白いのですが、私個人に限って言いますと、過去2回作っているにも関わらず、記録をしていなかったせいで毎回作る度に暗中模索となっていました。そこで今回、ぺミカンを作成する様子を記録として残しておくことにしました。

過去2回作った記憶を掘り起こし、昨年が残してくれた概要メモを参考に、ネットで探した情報も踏まえつつ……。

ぺミカンをつくろう!

時は2018年12月23日……世間がクリスマスイブに向けて加速するなか、一人の若者が冬合宿に向けて立ち上がった……。

はい、材料どーん!

どーん!

どーん!とりあえずこんなものだろうかと思った量を買ってきたので並べました。

これを切ります。細かく切ることで炒めたときに水分が抜けやすくなるのでとにかくみじん切りにします。DNAを裁断する気合いで!

切ってボウルに入れてその上からラップを被せてさらにその上に別の材料を載せていくと、炒めるときに食材別にフライパンへ入れるのが楽です。
このみじん切りですが、一つ大きな問題をかかえています。玉ねぎ。私は玉ねぎを切るときに涙がとても出る人間なので、ぺミカンづくりでは大抵号泣しながら作っています。噂によると、予め冷やすと良いとか、レンジで加熱しておくと良いとか聞きますがどっちやねん。やはり、玉ねぎ液が目や鼻に入らないようにするしか方策はないのでは……?

完全防御体制

冬合宿に向けて準備していたところだったので、目出し帽とゴーグルがあり、それを装着して防御してみました。結果は2秒で没です。ゴーグルの視界が悪すぎて手元が全く見えませんでした。泣く泣くノーガードで玉ねぎに立ち向かったのでした。


しかし、切っていて思ったのですが、

なんか材料多くない?果しないんだけど……鳥むね肉2枚も要るかね?バターが包容できる量超えてないか?ぉわ~やらかしたかこれは……

改めて材料の妥当な量を考えまして、結果としては写真に挙げた量の半分をみじん切りにするに留まりました。こんな感じになります。

そんなこんなですべて切り終えました

ここから、加熱に入ります。ぺミカンは食材を炒めて水分を抜き、それを油で固めることで保存性を高めているため、焦がさないように気を付けながらしっかりと炒める必要があります。弱火で三時間以上!頑張ろう。

炒める際に使うバターは半分。焦がさないように少しずつ足すように使います。残り半分は炒め終わった後に使います。
お肉から炒めて、玉ねぎ人参じゃがいもきのこ、とにかく焦げないように炒め続けて水分を飛ばします。植物細胞が崩壊するまで頑張ります。常に混ぜ続け、目が離せないので疲れますがこれも冬合宿のため。美味しくなるように愛情込めて頑張りましょう。気合いと根性!!!!!

修行じゃ修行

気が向いたらたまに塩コショウで味付けします。

そして3時間後……

こんなに体積が減りました!

濃縮野菜炒め完成

ここに、残しておいたバターを加えてしっかり油に馴染ませ、粗熱を取ってから厚手のジップロックに入れて冷凍庫で完全に固めます。

バターをしっかり
馴染ませます

完成!!!

冷凍して完成となります
お疲れさまでした
これを冬合宿へ持って行き、シチューの具材にします。

いらすとやより引用

イメージとしてはこんな感じです。味は美味しいです!!実際の写真は……撮り忘れました!すいません!はい!

では最後に今回の分量を記録しておきます

レシピ(のようなもの) 約4人分

・バター 200g
・鳥むね肉 300gくらい

※バターで油っこくなりがちなので、あえてあっさり系のお肉を使用しています
・玉ねぎ 1個
・にんじん 1/2本
・じゃがいも 1~1.5個
・しいたけ 3個くらい
・まいたけ 1/2パック

・塩こしょう 適量


やっちまったぜ……
未来の自分が同じ間違いをやらかさないことを祈ります。未来の【成功編】に期待したいと思います。

長くなりましたがお読みいただきありがとうございました!
残った材料は母上によってオムレツの材料になりました。謝謝!