2017年10月14日土曜日

山おやつを作ろう!!~富士山編~

初めましてこんにちは、1年の五十嵐です。今回が部員ブログ初投稿となります。平野さんの後となると色々考えてしまい、迷走した結果が御覧のとおりです。どうかよろしくお願いいたします。
それでは


 世間では「山ごはん」「山おやつ」といった「山で」作る食べ物が話題になりますが、「山を」作る食べ物については話題になりません。何故でしょうか。その謎を探るために私は1012()13()2日間、登山、もとい造山をしていました。以下はその個人山造での活動記録です。

H29個人山造 富士山 活動記録】

1012()
近所のサントク――台所←→冷蔵庫――冷凍庫C1 
記念撮影!
計画書(レシピ)はクックパッド様々大明神の力をお借りしました。記念撮影後、粉ものがビニール袋に乗車したらシャカシャカ振り(ふるったことになるそうです)マーガリンと混ぜます。まとまったら冷蔵庫で一本を取ります。何事にも休憩は重要な要素です。こんな感じで生地を3班作成しました。

冷蔵庫の中で何が起きたのか
しかし冷蔵庫で様子を見るとなぜか2班だけ固いという事件が起きました。仲違いでもしたのか。アタック失敗は避けたかったので一応もう1班追加作成しました。全部で4班の大所帯です。
おやすみ~
一本を終えたら隊列を変更します。伸ばし棒氏のご協力のもと均一に伸ばします。整ったら板に乗車し冷凍庫へ。明日に備えて一泊します。
地形図を切り刻む
メンバーが就寝中、私は一人明日のアタックへ向けた準備をしました。地形図をなぞって切ってを繰り返し本番の編成の下準備をしたり、助っ人とアポを取り事前調整をしたりしていました。忙しいものです。

1013()
冷凍庫C1――台所←→オーブン――お皿――タッパーC2

 生地を取り出して昨日作成した図(地理院地図の富士山一帯を標高約500mから200mごとの等高線で切り出したもの)を生地の入ったビニールの上にのせてなぞり、溝をつけます。それに沿って切り出せば良いという訳です。
図と切り出した生地
しかしこの切り出し作業、普通のナイフでは小回りが利かず、楊枝では太すぎて切れません。中々に難しいのです。そこで、助っ人に登場していただきました。その名も「クッキー生地カッターくん」長年使っていませんでしたが、昨晩に研ぎなおしたおかげでキレが復活しています。彼とは旧知の仲、というよりも高校1年の2月14日に行ったプロジェクトXの際に、必要に迫られて私が製作したものです。針金を良い感じに曲げ曲げして先端を砥石でナイフ状に研磨すれば簡単に作れます。レッツトライ。
助っ人・クッキー生地カッターくん
プロジェクトX(2014.2.14)
こんな感じで切り出していき、続々とオーブンで焼成します。切り出しと焼き上げは同時進行ですが、室温が上がっていくので後半は生地がすぐに柔らかくなり、焼いたときに膨張しやすくなるので手際の良さが要求されます。でも無理な話です。

 そんな感じでアタック、焼けました。しかし~しかし~案の定手際が悪かったせいで、やけに膨張した輩が誕生してしまいました。とりあえず2セット分を整列させます。生地には段数の番号と北の向きをマークしたので、それに従って積み上げていきます。
個性が出すぎてしまった
写真に収めていないのですが、実のところそのまま積み上げるとまったく富士山に見えない代物になりました。もはやケルン。これは生地が膨張したので山頂部が円錐状にならず、円柱状になってしまったのが原因のようです。仕方がないので多少段数を下げたり足したりの調節を行い、辛うじて富士山っぽい形状に持っていきました。
これでも頑張ったほうです
ここでココアパウダーと粉糖が途中入山しました。ココアパウダーで玄武岩らしさを演出し、粉糖で一足先に冠雪させてみました。どうでしょう、富士山らしくなったでしょうか……。撮影する角度を下から見上げるようにしてそれっぽさを追求します。
『ただ富士山だけを、レンズ一ぱいにキャッチして、富士山、さやうなら、お世話になりました。パチリ。』
(太宰治「富嶽百景」より)
どうです太宰治も満足してくれそうな感じ。言いすぎですね。ギリギリ富士山といったところでしょう。ちなみにまださようならではありません。我が家では食べきれないので今日の部活に持っていきます。お世話になります。この後富士山はタッパーへ分解撤収して冷蔵庫に一泊という流れになりました。

 以上が活動記録となります。いかがでしょうか、山おやつ作り。時間と手間がかかりましたが、楽しさややりがいはそれ以上にありました。反省点としてクッキーは焼くと大きくなるという点についてもう少し考える必要があったと思います。山づくりは中々に難しいですね。というよりやっぱり山に行ったほうが早いですね。山に行きましょう。山に。
とは言えこれも良い思い出になりますよ!



1年 五十嵐








3 件のコメント:

田町民 さんのコメント...

富士山編ということは次も…

唯一の経営学部 さんのコメント...

閲覧数で負けた!

地理学科のOB さんのコメント...

GISソフトを用いて基盤地図情報等のDEMデータから等高線の抽出は簡単にできますのでご活用ください。次回、上高地or十字峡を期待してます(笑)