中島です。入学してから早3年。気づけば就活。口開けば慟哭(どうこく)。
やることはあるのに、どうも腰が重い。会社勤めの前にまず頭が働かない。しかし、だてに3年も食っちゃ寝していない。怠けることに関しては頭が冴える。
同じく3年間ダラダラと過ごしつつ、大金持ちになった男の話を思い出した。
皆さんご存じ、三年寝太郎である。
昔話の例にもれず、寝太郎の話もいくつか派生はあるが、どの話も寝太郎がダラけているのと、最後に儲ける点は変わらない。
つまり、寝太郎をモデルにすれば、ESやらSPIやらをすっ飛ばしてFIREをキメることができると踏んだわけだ。
今回は山口県の山陽小野田市バージョンをモデルにサクセスストーリーを学ぼうと思う。
~寝太郎物語~(山陽小野田市HPより※一部加筆、省略)
『むかしむかし厚狭(あさ)の里にものぐさな若者がありました。毎日毎日寝てばかりいるので、村のみんなから「寝太郎」と呼ばれ笑われていました。村一番のお金持ちで庄屋のお父さんも困り顔。』
...あれ?お父さん金持ちなの?しかも庄屋?寝太郎ってエリートのボンボンだったんですか?
『ある日ひょっこり起きあがった寝太郎は、お父さんに千石船(せんごくぶね)を作ってくれと頼みました。船が出来上がると、今度は船いっぱいのわらじを買ってくれといいました。わらじを千石船に積むとつぎは達者な船子を雇ってくれといいます。』
船つくって、わらじ買って、船子雇って...。完全に金持ちムーブかましとるやんけ。
『寝太郎は荒れる海を渡り、遠く佐渡が島へ向かっていたのです。やっと佐渡が島へ着いた寝太郎は、新しいわらじと古いわらじをただで取り替えてやると島じゅうにふれ歩き、たくさんのわらじを集めました。』
行動力のおばけやないか。おい、寝太郎。おばけにゃ会社も仕事もないって2番の歌詞にあったぞ。
『寝太郎の千石船(せんごくぶね)が帰ってきました。寝太郎はお父さんに頼んで、大きな桶(おけ)を急いで作り、持って帰った泥んこのわらじを洗わせました。すると桶の底にぴかぴかの金の砂が山盛りになっていました。
寝太郎は砂金を売ったお金で川を堰(せ)き止め、灌漑(かんがい)用水路を作りました。おかげで荒れ地だった土地が豊かな水田に変わったのです。』
しかも得た金は投資に回している...。この考え方は生粋の金持ちだ...。
というかこれ、まずは環境と軍資金あってのもの、という夢もない話じゃないか。
3年も寝てんのに。
さらにこんな記述も見つけてしまった。
『そのころ、金山で名高かった佐渡ヶ島では、一にぎりの砂も持ち出すことは固く禁じられていたのです。
寝太郎は、この佐渡島の金をどうやって持ち出そうかと、三年と三月も寝て考えたすえに、この黄金を手に入れたのでした。』(山口銀行HPより)
SDGsに見せかけたグレーな事業じゃねぇか。......だからその金を投資に回して手元から消したのか!
マネーロンダリングだこれ!主人公が資金洗浄してる!!
...うわぁ、嫌なとこ気づいちゃった...。
やはり、すぐに金持ちとなるには正攻法とはいかないようだ。
しかし、お金がすべてなのだろうか?ワークライフバランスやウェルビーイングが叫ばれる昨今、我々は生き方そのものにも着目するべきなのではないだろうか。
少なくとも私は、人様に胸張って生きるような人生を送ろうと思う。
軌道修正。将来のための計画はまだ寝かせておくことにする。急がば回れ。短気は損気。慌てる乞食は貰いが少ない。
よって、この時期に就活が進んでいないことも何らおかしくはないのである。
とっぴんぱらりのぷう
【参考文献】
・山口県山陽小野田市公式HP(https://www.city.sanyo-onoda.lg.jp/site/bunkazai/netaro.html#netarou1)2025/09/03/14:00閲覧
・山口銀行HP(https://www.yamaguchibank.co.jp/portal/special/story/story03/p04.html)2025/09/03/14:30閲覧
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