なかなか最近更新をしてなかったですが、久々にブログを書きたいと思います。
木曜日なので例によって朝から夜までバイトです。
さて、今回は話題となった野々村さんの裁判欠席について。
たまには法学部らしく少しお堅いお話でもしたいと思います。
昨年はキセキの世代2014とも称されるように、数々の出来事がありましたね。
1、小保方晴子さん
2、佐村河内守さん
3、野々村竜太朗さん
この3人が恐らく主要なメンバーではないでしょうか。
さて、そのキセキの世代2014の中でも強烈なインパクトを放った男。野々村竜太郎。
彼は先日神戸地裁への出廷を拒否したそうです。
まあ、なんというか。逆効果になってしまったのではなかと思います。
下記参照してみてください。
野々村さんのブログ
要約すると、「これ以上もう俺いじめないでくれ」
といった感じです。
あくまで、個人的な予想ではありますが、昨年の号泣会見以降、多くの人から注目をあびるようになってしまった野々村さんは、私生活で相当な苦痛を感じていたのであろうと思います。
インターネット上にはコラ画像がたくさん蔓延したりしてお祭り騒ぎ。
とはいっても、事件から1年経つと少しずつみんなの記憶から野々村さんも風化していったのではないかと思います。
しかし今回の裁判出廷拒否を通してまた風化されつつあった野々村さんが蘇ったのではないでしょうか。
まだ、刑事訴訟法をやっていないので、詳しくは分かりませんが、
裁判を受ける権利はあっても義務まではないというのが多数説です。
(判例があるのかもしれないですけど、知らないです。)
というより憲法32条の条文に「何人とも、裁判所において裁判を受ける権利は奪はれない。」
37条の刑事被告人に関する条文にも同じようなことが書かれています。
条文を見るからにも、あくまでも、犯罪者であろうが裁判を受ける義務はないと言うわけです。
野々村さんが受ける裁判は民事裁判ではなく、刑事裁判です。
民事裁判は人と人との争いを解決する裁判です。
刑事裁判は悪い事をした人を国が罰を与えるための裁判です。
民事裁判の場合は、出廷を拒否すると基本的にそのまま裁判が進行します。
刑事裁判の場合はそうはいきません。
野々村さんがこないといつまでたっても裁判がすすみせん。
なぜこのようになるのかというと、
野々村さんは在宅起訴となっています。
拘留されていません。なので自分の家から裁判所に向かいます。
牢屋から職員に連行されて一緒に裁判所にというわけではありません。
なので野々村さんが裁判所に行きたくなかったら、ずっと出廷を拒否し続けられるのです。
さて、最終的には野々村さんを拘留して無理やり裁判に出廷させることになるのか
それとも、次の公判で野々村さんが出廷してくれるか。
野々村さんは既に政務活動費として不正に受給したお金をその利息金も含めて
全額返済しているそうです。
このまま出廷拒否をし続けると、ますますマスコミやSNS等に取り上げられて
またお祭り騒ぎになるので、早く裁判を受けて然るべき罰を受けて欲しいと思います。
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