2020年4月9日木曜日

ふっくらごはん炊けました

こんにちは、新二年生の緒方です!初の部員ブログ投稿となります!

突然ですが、山での米炊きって難しくないですか?水の量や火加減などをミスってしまうとベチャベチャの米になったり、逆に焦げ付いたりしてしまいます。

山での米の炊き方にはさまざまな方法がありますが、今回はいつも私がやっている米の炊き方をご紹介したいと思います。この炊き方はベーシックなものに近いと思いますので是非参考にしてください!

最初に水の分量についてです。
一般的には浸かっている米から人差し指の第一関節と言われています。このとき、鍋の底まで指を突き刺して水の量を測る人がいますが、これは間違いです。浸かっている米の表面から測るようにしてください。
これは自分の経験則なのですが、第一関節よりもやや少なめのほうが、炊けた時の米の水分量がちょうどよくなると思います。
第一関節よりやや少なめに
水を入れたらあとは…
浸けておく!
30分くらい浸けます
米を水に浸ける作業は本当に大切です。個人的には米を炊くにあたって最も重要なポイントだと考えています!米を浸けることによって生米に水が浸透して、ふっくらと炊き上がります。また、炊くときに水の分量を失敗したときも浸けることで、ある程度の失敗はカバーできます。本来は最低一時間くらい浸けるのがベストなのですが、山などで時間がないときは2、30分ほどで良いと思います。

次は火加減と炊き時間についてです。
火加減は最初はガンガン強火でいきましょう!沸騰して汁が噴き出すまで強火で炊きます。
噴き出しています
その後はできる限りの弱火でじっくり炊いていきます。時間はおよそ20分くらいでしょうか。炊き上がりの合図として、鍋から「プツ、プツ」と音がするので聞こえたら炊き上がりです!本当はいけないのですが、私は炊き上がりを確認するために蓋を時々開けてしまいますが、蓋は開けない方がベストです!

美味しく炊けるのを祈っています

踊ったりなんかもしちゃいます
最後に蒸らしていきます。15分もあれば蒸らしは完了です。ちなみに蒸らすことで、鍋の中の水蒸気が米に染みこんでふっくらつやつやのお米に仕上がります!
ふっくらと
蒸らし後はお米をしっかりとかき混ぜましょう。かき混ぜることで炊きムラを均一にして、余分な水分を飛ばすことができます。

上手く炊けました!
ふっくらと炊けていて美味しかったです!今回は家で炊きましたが、気圧などが異なる山でも同様の炊き方で上手く炊けると思いますので是非参考にしてください!


2020年4月7日火曜日

シャカのすゝめ

こんにちは!新2年生の緒方です!初の部員ブログの投稿となります。

皆さんは「シャカ」という言葉はご存じでしょうか。
シャカとは、


沸かしたお湯を料理で使用した食器や鍋などに入れて


スプーンなどで「シャカシャカ…」と汚れを
  こそぎ落とし、


さらにそれを飲むことです。

シャカを行うことによって、食器を拭くためのペーパーを節約することができる&そのゴミを捨てないことによって環境を守ることができる&栄養補給もできるなど、良いこと尽くし!!


し か し
シャカをやることは精神的にかなりきつい泣

例えばカレーのあとにシャカをやると、カレー味がほんのりとするお湯を飲み干さなければならないのです。これが米を炊いたあとの鍋のシャカとなると、味がなくかすかに米の匂いがするヌメヌメのお湯を飲むことになってしまうのです。ちなみに自分はシャカが苦手です。

今回はその、登山家の永遠(?)の悩みである「シャカ」を克服していきたいと思います。

今回用意したのは以下の三品

フランスパン、ココアの粉、ポタージュスープの素
※カレーライスを作ったので、米炊き鍋、カレー鍋、食器の三点を綺麗にしていきます。


某ウイルスにかからないように皆さんもマスクの着用、手指消毒を徹底しましょう。

まずフランスパン!これは四年生の五十嵐さんがよく言っていたもので、フランスパンで鍋や食器を「拭く」ようにこそぎ落とせば汚れも落ちるし、そのままフランスパンを食べることでカロリーも摂取することができます。
お掃除していきます
 なんと言うことでしょう!!
(某リフォーム番組風)
みるみるうちに汚れが取れていくではありませんか!
ピカピカに!

これは画期的!!登山ではかさばるため、持って行くのに少々難がありますが、水なしでここまで綺麗になるのは凄いと思いました。また、フランスパンを食べた感想としては、カレー風味のフランスパンという感じで苦も無く食べられました。

次にココアを試しました。今回はココアを入れても無害そうな米炊き鍋でココアを作っていきます。
粉を入れ…

お湯を入れ…

かき混ぜる!
普通に美味しいココアができてしまいました。
では、飲んでいきます。

甘っ。美味っ。
甘党の私にはご褒美ドリンクのようなものでした。シャカで”美味い”と思ったの初めてかもしれません。しかし難点が一つ。

鍋がベタベタになってしまう!



結局フランスパン様の力をお借りしました。ちなみにこのフランスパン、ココアで甘くなって誠に美味でした!

最後にポタージュを試しました。カレー鍋にポタージュスープの粉を入れて、カレー風味のポタージュを作ろうという算段です。
粉を入れ…

お湯を入れ…

かき混ぜる!

鍋全体の汚れを取ります(シャカシャカ…)

飲む!
お味は…
美味しい!
まあ不味いわけないですよね。ですが、今度はポタージュの汚れが残ってしまいました。コンソメスープとかなら、スープがあっさりしていて汚れが残らなかったかもしれませんがスープのチョイスをミスってしまいました…
こんな時は…

 フランスパン様の登場だー!




めちゃくちゃ綺麗になりました!フランスパン凄い!

結 果
フ ラ ン ス パ ン は 万 能 ! !

今回試した三品は総じて、通常のお湯シャカを凌ぐ素晴らしいアイテムでしたが、断トツでフランスパンが優勝でした!汚れを落とせて、且つ食べることができるのはかなり効率的だと実感しました。

しかし、最終的にフランスパンを一人で半分食べてしまっていたのでかなりお腹がいっぱいになってしまいました…
今までシャカは自分にとって苦痛の時間でしかなかったのですが、今回のシャカの時間はかなり幸せでした!皆さんも山でシャカを行う際は是非、オリジナルのシャカを生み出してみてください!シャカのアイデアも募集しております!