2025年9月25日木曜日

「今が思い出になるまで」



こんにちは 

4年若林です。



引退まで残りわずか。
最後の最後で、ふとロッカールームを書いてみたくなりました。

正式な合宿ブログとは別に、僕の完全な主観でお届けします。 下島や中島のようなウィットに富んだ文章は書けませんが、4年間の思い出を噛みしめながら、書いてみます。完全に自己満ですが、最後くらい許してください。


***************************************


9月8日から9日にかけて富士山へ行ってきました🗻


これが、もう、とんでもなく楽しかったんです! 

4年間の活動を振り返っても、間違いなくベスト3に入る、いや、もしかしたら1番かもしれない。そんな最高の山行でした。

何がそんなに良かったのか。考えてみると、理由はとてもシンプルでした。



  • 1泊2日という身軽さ

  • 快適すぎる小屋泊

  • 奇跡的な“超”快晴

  • 少人数ならではの機動力と一体感



もちろん、大人数でワイワイ言いながら、日々のテン割に頭を悩ませる普段の合宿も大好きです。でも今回のミニマルなスタイルが、今の自分の気分に不思議とぴったりハマった、という話です。


1日目は須走ルートで七合目の山小屋「太陽館」へ。 高所順応も兼ねて、山頂から少し手前の小屋を選んだのですが、これが大正解でした。

なんと、小屋の親方がまさかの法政OB! 「後輩か!」と、温かいコーヒーを一杯ご馳走になってしまいました。こういう繋がり、本当に嬉しいですよね。

そして、夕食のハンバーグが、もう絶品で…。 「君たちみたいな若いのは沢山食べるだろ?」と、このご時世にありえないほどの山盛りの白米と豚汁(もちろん、おかわり自由)。 あまりの優しさに感動すると同時に、「普段の我々の食生活とは…?」と一瞬、我に返りました




二日目は朝3:00出発、ペース早めでいざご来光へ!

山頂でご来光見れた時の興奮凄かった…

↑映画のワンシーン???
これが見たかったんですよ、これが。



その後、お鉢回り・剣ヶ峰へ。ただしここで残念な事実発覚!


頂 上 の 神 社 が 閉 鎖 さ れ て い た ⛩


わざわざ御朱印帳までもっていったのに?馬鹿?

なんでもっと下調べしなかったの??PLなのに??


≒また富士山に登るきっかけができた 

とポジティブ変換することにしました、やるせないので。


↑六合目の小屋で。
アヒルと曇天、何とも言えない組み合わせ。
↑山頂で一枚①/後輩と
↑山頂で一枚②/同期と
↑山頂で一枚③/皆で


なんだか個人SNSのような、とりとめのない内容になってしまいました。 インスタでやれ、という声が聞こえてきそうですが、ここまで読んでくださりありがとうございます。



***************************************



この先、沢合宿と秋の白馬岳合宿を終えれば、僕のワンゲル生活も終わりです。振り返れば、この富士山が一番「楽しかった」と心から笑えた山行だったのかもしれません。


何より、晴れたし。


これまでの合宿で経験した厳しさや忍耐とは少し違う、純粋な山の楽しさ、心地よさ。
こういう成功体験が、卒業後も山をやりたいなと強く思わせてくれますね。

またあの景色を、またあの経験をしたいなと考えると、山に行きたくなっちゃうんでしょうね、これからも。


社会人の疲労やストレスなんて想像でしかなく、正直なところ不安もあります。 でも、この富士山での体験が「これからも山を続けたい」と思わせてくれました。

きっと、日々に追われるようになっても、こうして心が動く瞬間を大切にしたい。
山に登る時間は、「頑張るための充電期間」になるような気がしています。






以下、願望


🌸頑張って働いて稼いで、カッコイイ装備や靴も買えるようになりたいなあ
(現在、ユニクロ×ワークマンスタイル)


🌸山頂で、ちょっとお湯沸かして珈琲とか飲みたいなあ


🌸雨だから、計画中止できるくらいの自由度が欲しいなあ


🌸毎回一人じゃなくて、同期や先輩、後輩誘って、ワンゲルトークしながら山に登るようになるのかなあ


と、まあ妄想(?)・欲望(?)は止まりません

でもこんな将来に理想を描くことができるというのは、若者の特権なのでしょう






「決心のきっかけは 理屈ではなくて いつだってこの胸の衝動から始まる」

「決心のきっかけは 時間切れじゃなくて 考えたそのうえで未来を信じること」

(出典:乃木坂46「きっかけ」)





まさしくこの歌詞みたいなことなんだろうと。


富士山合宿からこんな結論に落ち着くとは思いもしませんでした。

4年間で全国の山を登りきれたわけじゃないし、まだまだ身につけないといけないスキルも山のようにあります。

でも、「山が好きだ」というシンプルな衝動に従って、続けようと思うきっかけにはなりました。


「今が思い出になるまで」、それはきっと、もう少し先のこと。


ふと振り返ると、どんな山も結局は「誰と登ったか」で記憶が決まっている気がします。
先輩に支えられ、同期と笑い、後輩に刺激をもらって、と。
そんな人との繋がりが、この4年間を特別なものにしてくれました。

4年間ありがとうございました。


令和7年度卒 主務/副将

若林真






2025年9月13日土曜日

就活から逃げる。多分、時速は12㎞

中島です。入学してから早3年。気づけば就活。口開けば慟哭(どうこく)。


やることはあるのに、どうも腰が重い。会社勤めの前にまず頭が働かない。しかし、だてに3年も食っちゃ寝していない。怠けることに関しては頭が冴える。


同じく3年間ダラダラと過ごしつつ、大金持ちになった男の話を思い出した。


皆さんご存じ、三年寝太郎である。

昔話の例にもれず、寝太郎の話もいくつか派生はあるが、どの話も寝太郎がダラけているのと、最後に儲ける点は変わらない。 


つまり、寝太郎をモデルにすれば、ESやらSPIやらをすっ飛ばしてFIREをキメることができると踏んだわけだ。


今回は山口県の山陽小野田市バージョンをモデルにサクセスストーリーを学ぼうと思う。


~寝太郎物語~(山陽小野田市HPより※一部加筆、省略)

 


『むかしむかし厚狭(あさ)の里にものぐさな若者がありました。毎日毎日寝てばかりいるので、村のみんなから「寝太郎」と呼ばれ笑われていました。村一番のお金持ちで庄屋のお父さんも困り顔。』


...あれ?お父さん金持ちなの?しかも庄屋?寝太郎ってエリートのボンボンだったんですか?



『ある日ひょっこり起きあがった寝太郎は、お父さんに千石船(せんごくぶね)を作ってくれと頼みました。船が出来上がると、今度は船いっぱいのわらじを買ってくれといいました。わらじを千石船に積むとつぎは達者な船子を雇ってくれといいます。』


船つくって、わらじ買って、船子雇って...。完全に金持ちムーブかましとるやんけ。



『寝太郎は荒れる海を渡り、遠く佐渡が島へ向かっていたのです。やっと佐渡が島へ着いた寝太郎は、新しいわらじと古いわらじをただで取り替えてやると島じゅうにふれ歩き、たくさんのわらじを集めました。』


行動力のおばけやないか。おい、寝太郎。おばけにゃ会社も仕事もないって2番の歌詞にあったぞ。 


『寝太郎の千石船(せんごくぶね)が帰ってきました。寝太郎はお父さんに頼んで、大きな桶(おけ)を急いで作り、持って帰った泥んこのわらじを洗わせました。すると桶の底にぴかぴかの金の砂が山盛りになっていました。

寝太郎は砂金を売ったお金で川を堰(せ)き止め、灌漑(かんがい)用水路を作りました。おかげで荒れ地だった土地が豊かな水田に変わったのです。』


しかも得た金は投資に回している...。この考え方は生粋の金持ちだ...。

というかこれ、まずは環境と軍資金あってのもの、という夢もない話じゃないか。

3年も寝てんのに。


さらにこんな記述も見つけてしまった。


『そのころ、金山で名高かった佐渡ヶ島では、一にぎりの砂も持ち出すことは固く禁じられていたのです。
寝太郎は、この佐渡島の金をどうやって持ち出そうかと、三年と三月も寝て考えたすえに、この黄金を手に入れたのでした。』(山口銀行HPより)


SDGsに見せかけたグレーな事業じゃねぇか。......だからその金を投資に回して手元から消したのか!

マネーロンダリングだこれ!主人公が資金洗浄してる!!


...うわぁ、嫌なとこ気づいちゃった...。


やはり、すぐに金持ちとなるには正攻法とはいかないようだ。


しかし、お金がすべてなのだろうか?ワークライフバランスやウェルビーイングが叫ばれる昨今、我々は生き方そのものにも着目するべきなのではないだろうか。


少なくとも私は、人様に胸張って生きるような人生を送ろうと思う。


軌道修正。将来のための計画はまだ寝かせておくことにする。急がば回れ。短気は損気。慌てる乞食は貰いが少ない。


よって、この時期に就活が進んでいないことも何らおかしくはないのである。


とっぴんぱらりのぷう



【参考文献】

・山口県山陽小野田市公式HP(https://www.city.sanyo-onoda.lg.jp/site/bunkazai/netaro.html#netarou1)2025/09/03/14:00閲覧

・山口銀行HP(https://www.yamaguchibank.co.jp/portal/special/story/story03/p04.html2025/09/03/14:30閲覧